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チベット亡命政権発表  ー チベットからのレポート(5/17)

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(2008年5月17日 チベット亡命政権)

以下は、チベット亡命政権が、信頼できる関係筋から入手した報告である。

甘孜(カンゼ)郡、チベット自治区、カム地方、四川省 −1日で3件の抗議行動が起きている。現地時間5月14日午後4時、甘孜(カンゼ)郡のガデン・チョリン尼僧院の4名の尼僧イシェ・チョツォ、別名イガ、36歳、ギャルガ・ラモ54歳、デヤン31歳、チョツォ25歳が、郡役所で平和的な抗議行動を行った後に逮捕された。この抗議とともに、甘孜郡では同日3件の平和的な抗議行動があった(その他の抗議行動については既報)。

色達(セルタ)郡、チベット自治区、四川省 − 郡における抗議行動により僧侶1名を逮捕。

5月14日にも、色達(セルタ)郡で22歳の僧侶ブムガが抗議行動を行い、その後公安当局に逮捕された。ブムガはチャムド県Gonjo(中国名:Gongjue)郡出身であるが、居住する僧院の名前は不明である。公安は色達(セルタ)郡のらラルン・ガリン・ロブリン 僧院に居住としているが、本人はこれを否定している。同郡では武装警察(PAP)が増強されているとの情報もある。

5月初旬
サンチュ(中国名:Xiahe、夏河)郡、カンロチベット自治区、アムド地方、甘粛省 – メディアの前で抗議を行ったラプラン・タシ・キル僧院の僧侶1名を逮捕。
5月初旬、サンチュ郡のラプラン・タシ・キル僧院に属するギュトゥ僧院の僧侶タクパが地元の公安当局に逮捕された。4月にラプランを訪問した国営メディアのグループの前で、タクパは他の人々とともに抗議行動を行い、人権侵害の蔓延を訴え、自由を求めた。どこで拘束されているのかを含めて、現在タクパについての情報はない。

3月18日、タンサー僧院の僧侶と、サンチュ郡、メーシュル郡区ギツァン村およびメギャ村の人々による抗議が行われ、23名の僧侶が逮捕された。その多くは後に解放され、また罰金を科せられた者もいた。

僧院と村に対してPAPによる制限が続いているため、僧侶は1年の中でも重要な祈りの式典を行えないでいる。現在ラプラン・タシ・キル僧院に110名ほどの僧侶がいるとの情報がある。